このお仕事はお別れを、避けては通れません。
今年に入ってから、ずっと定期的に訪問していたお客様様がお二人、グループホームの入所が決まったと、ケアマネさん、ご家族さまから、それぞれご連絡がありました。
ご高齢の夫婦の二人暮らしと、一人暮らし。
どちらも認知症があって、少しずつ進んでいることは私も気がついていました。
配達のお弁当や簡単な調理なら自分で準備して食べられる、ご自分でトイレにも行ける、まだ歩ける。お風呂はどうかな、訪問型のサービスや通所サービスを利用しながら、きっともう少しここで暮らしていける。
(実際のところは私にはわかりません)
でも、離れて暮らすご家族様にとっては、とても大きな心配事。
転ぶんじゃないかとか、変な詐欺にあってないかとか、火の始末は大丈夫かな、熱中症になってないかな…
日に日に電話の頻度も増えてきたり、自分で言った約束の日も忘れていたり…
お孫さん(利用者さんにとってはひ孫)が産まれたりしたら尚更、おばぁちゃん達のことまで気にかけていられなくなったり。施設にいてくれる方がよっぽど安心だって思えてきたり。
私も自分の祖父母の時はその選択をしました。
すべては本人様とご家族のみなさんで決断すること。
介護はいつ終わりが来るかわからない。終わりが来るというのはお別れを意味します。
子どものようにどんどん手が離れていくことは少なくて、むしろどんどん手がかかるようになる。
どれだけの想いがあっても、現実は難しい。
だから、どちらの選択もきっと正しいと私は思います。
ただ、やっぱり寂しいものです。
突然の訃報のお知らせもとても悲しいし、寂しいですが、最後の瞬間の近くまで一緒に過ごせてよかったな、きれいになって旅立てたかな、と、自己満足かもしれないけど、そう思って心の中で手を合わせることができます。
入院のお知らせもとても突然で心配ですが、「きっとまた元気になって帰って来られる」と、首を長くして待っています。たとえその連絡が来なくても、私にとってはまだお別れになってないのです。
ただ入居や入所の報告は、私にとっては予期しない突然のおわかれで、心残りができることもしばしば。
(お別れの連絡がない限り、私の中ではみなさんずっと生きています。)
だから。
いつが最後の訪問になるかわからないから、
今一緒に過ごしている時間を大切に、たくさん話してたくさん笑って過ごしていたい、
施設訪問の時は、「この施設に来てよかったわぁ!」と、カット中に思っていただけるくらいの関わりを目標にしたい。
お世話になりました。
いつもたくさん褒めてくれて、勇気をもらっていました。
ありがとうございました。
どうかこれからも、穏やかな時間を過ごされますように。

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